梅雨が開け、夏が近づくと届くお中元。
届くとうれしいですが、それがお返しを必要とする方からいただいた場合だと嬉しい気持ちと同じくらい同時に
「お返しどうしようかなぁ。困ったなぁ」
なんて思うことありませんか?
それが、感謝の気持ちや行為でくれたものなのにとても気が重くなります。
こんなに悩むのならお中元いらないけど、
なんて言って断ろうかなぁ?
気を悪くされないかな?
なんて思いませんか?
ここでは、角の立たないお中元の断り方をご紹介します。
だいたいお中元ってお返しが必要なの?
お中元とは、お世話になった人への感謝やお礼の気持ちを伝えるものなので基本お返しは入りません。
ただ、最近は挨拶のような意味合いの方や、自分と同等程度のお付き合いの方から届く時もあります。
そのような時は、同等金額程度のお返しをする必要があります。
手段別に角の立たないお断りの仕方をご紹介
・「お礼状(お手紙)で断る場合」
多少、言いにくいことではありますが、
きっちりと
「今後はお気遣いなされませんように」などの一文を書きます。
もちろんこれだけでは一方的で角がたってしまうので、
「今後も変わらぬお付き合いはお願いしたい」
という文を付け加えて、相手に感謝していることを伝えます。
「お付き合いはお願いしたいですが、お歳暮のみやめましょう」と柔らかく伝えます。
・「電話で断る場合」
文字を書くのが苦手な場合は直接電話で伝えます。
ただこれはお手紙を送るより気を使います。
電話の場合も、お礼状と同じように、
送ってくださった感謝の気持ちを伝えながらもきっちりと
「今後はお気遣いなされませんように」と言いましょう。
その上で、「今後も変わらぬお付き合いはお願いしたい」ことは伝えましょうね。
もちろん、お断りするだけの電話にならないよう、世間話やお互いの近況を織り交ぜながら会話をすすめましょう。
・「同等もしくは倍返しのお返しと合わせてお礼文でお断りを伝える場合」
お歳暮は、お世話になった方に贈るもので、基本的にお返しを必要としません。
それでも、いろいろな理由によって贈ってもらいたくない場合には、お礼状を添えて「今後はお気遣い無く」の一文を添えてお返しします。
贈られた品物と同額、又は倍返しの品物と一緒にお断りの礼状を送り、送ってくださった相手の気持ちを損ねることがないようにこちらの気持ちを伝えましょう。
1度断ったのにまた来たら。。。
一度断ったにも関わらずまた届いたり、受取ることができない職種または立場であるのに贈られてくるような場合もあります。
このような場合は、包装を開けずに上からさらに包装を重ねて、お断りの文面を添えてそのまま返送します。
ここでも、
「今後はお気遣いなされませんように」は伝え、
その上で、「今後も変わらぬお付き合いはお願いしたい」と書いておくと角が立ちません。
まとめ
お礼や感謝の気持ちで送ってくださった人に対して、それをお断りするというのはとても神経を使います。
送ってくださった方と険悪な関係にならないよう配慮しなければなりません。このあたりはとても気苦労がありますが、きっちりとヤメたい意思を伝えておかないとお返し選びで頭を悩ませなければなりません。
ですので、穏便にお断りしてそれ以後も良好な関係を続けましょう。