高校野球で初めておこなわれたタイブレークって知ってる?

熱い、暑い高校野球。

毎日甲子園では高校球児たちの熱戦が繰りひろげられてますね。
今年、ちょっと見慣れないタイブレーク制というものが
初めて実施されました。

いったいどんな制度なんでしょうか?

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高校野球で導入されたタイブレークとは

初めて実施された高校野球のタイブレークが実施されたのですが
どのような条件になると実施されるのでしょうか?
またどのようなことをするんでしょうか?

◆高校野球のタイブレークの実施条件と内容◆

・同点のまま延長の12回の前半後半が終わった時点で13回から実施

・13回以降はノーアウト1、2塁の状態で決着がつくまで毎回この状態で始める

・打順は前の回の最終打者の次の打者となる

・2塁走者は、打者の二番前の選手、1塁走者は打者の一番前の選手
(例:打者が一番なら2塁走者は8番バッター、1塁走者は9番バッターとなる)

これにより、伝統の延長引き分け再試合がなくなります。

※タイブレーク制は、すでにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やU18(18歳以下)ワールドカップなどの国際大会では導入済みなんですよ。

高校野球で初めて実施された試合は?

これは記憶に留めておきたい、高校野球での初のタイブレークが実施された試合です。

第100回全国高校野球選手権大会
2018年8月2日の甲子園での第4試合

佐久長聖高校(長野) vs  旭川大学高等学校(北北海道)

での1戦でした。

延長12回の時点で4−4の同点決着がつかなかったため
高校野球初のタイブレークとなりました。

結果、14回表に佐久長聖高校が1点を勝ち越して、

5−4で勝利しました。

本当に熱戦でした。

ちなみに2018年8月2日(木)の甲子園付近の天気は

最高気温 31.9 最低気温 27.7
と暑い日でした。

これまでのように最大延長15回の引き分け再試合だと
まだ前半での試合でしたので、後半の体力に響いていたかもしれませんね。


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高校野球のタイブレーク制導入のメリット

高校野球のタイブレークは、点が入りやすい状況から攻撃を毎回開始し、試合を決着させることを目的としたルールです。

高校野球での導入は、試合の短時間化、選手の健康、疲労の回避のためなどがメリットとして実施されました。

特に最近は夏の気温の上がり具合が激しく、選手の体力の消耗が激しかったり、熱中症の危険もでてきています。
試合時間が短くなれば熱中症になるリスクも少しは減るので選手たちの体のことを考えればメリットは大きいんではないでしょうか?

延長15回制度のままだと試合時間がずれ込み、試合日時がずれてしまうこともよくありましたので
大会の進行もスムーズになるのではないでしょうか?

とは言ってもタイブレーク制度は延長回数の上限のない規定なので
もしかしたら20回とかいってしまう時もあるかもしれませんね。

高校野球のタイブレークに関するまとめ

高校野球が好きな人にとっては、延長引き分け再試合で別日に決着をつけるという従来の方式で数々の名シーンや名勝負が繰り広げられてきたので、さびしいような感じもあるでしょう。

ですが、高校野球での死闘がたたって選手としての寿命を縮めてしまっている選手もたくさんいます。

私自身も伝統の1戦とか延長引き分け再試合などは熱くなりますし、見るのはとても好きですが、高校生の選手たちのからだのこと、将来プロ野球選手を目指すときのことなどを考えると
無理をさせず試合を短くさせることはいいことなんではないかと思います。

これからも高校球児による熱い戦いが、甲子園でなんの事故もなく行われていったらいいですね。

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